メインコンテンツへスキップ
糖尿病専門医による診療

糖尿病内科

蕨駅東口徒歩3分|川口市・蕨市の糖尿病専門医

1型・2型糖尿病の診断・治療を専門的に行います。HbA1c管理から合併症予防まで、患者さまひとりひとりに合わせた治療計画を提案します。


SYMPTOMS

こんな方はご相談ください

健診で血糖値・HbA1cが高いと指摘された

家族に糖尿病の方がいる

のどの渇き・頻尿・疲れやすさ

糖尿病の管理や合併症が不安


ABOUT DIABETES

糖尿病とは

糖尿病は、インスリンの作用不足により血糖値が慢性的に高くなる疾患です。長期間の高血糖は全身の血管を傷つけ、さまざまな合併症を引き起こす可能性があります。厚生労働省「国民健康・栄養調査」によると、日本では約1,000万人が糖尿病の可能性を指摘されており、日本糖尿病学会の診療ガイドライン2024では早期発見と適切な治療により合併症の予防が期待できるとされています。

糖尿病には主に、自己免疫的な機序でインスリンが分泌されなくなる1型と、生活習慣が関わり全体の約95%を占める2型があります。肝臓・膵臓・甲状腺などの疾患に伴う糖尿病や妊娠糖尿病などもあります。

初期には自覚症状がほとんどありません。のどの渇き・頻尿・倦怠感・体重減少・手足のしびれなどが現れた場合は進行の可能性がありますので、早めにご相談ください。

血糖測定器と野菜・ナッツ — 糖尿病の食事管理イメージ

COMPLICATIONS

糖尿病の合併症

糖尿病で最も注意すべきは合併症です。適切な血糖コントロールと定期的な検査で、予防・早期発見が可能です。

三大慢性合併症

糖尿病網膜症(目)

高血糖により網膜の血管が傷つき、視力低下に至る可能性があります。日本における失明原因の第2位であり、定期的な眼底検査が不可欠です。

糖尿病腎症(腎臓)

腎機能が徐々に低下し、人工透析導入原因の第1位となっています。尿検査で早期発見が可能であり、適切な管理で進行を遅らせることが期待できます。

糖尿病神経障害(神経)

三大合併症のうち最も早期に出現し、手足のしびれや自律神経障害(胃腸の不調・立ちくらみなど)を引き起こす可能性があります。

また、糖尿病の方は脳梗塞・心筋梗塞のリスクが高まるとされており、定期的な検査による総合的な管理が重要です。

合併症について詳しく見る
女性医師による診察・カルテ記入の様子

EXAMINATION

院内で受けられる検査

院内に検査機器を備えており、受診当日に検査を実施し結果をお伝えできます。

HbA1c・血糖値(即日測定)
血液検査(19項目)
尿検査(尿糖・尿蛋白)
腹部・頸動脈エコー
心電図・胸部レントゲン
血圧脈波検査(ABI・PWV)
検査結果表・医療検査機器

当日に結果をお伝えできます。糖尿病の検査についてお気軽にご相談ください。

検査を予約する

TREATMENT

治療内容

食事療法

糖尿病治療の基本は食事管理です。炭水化物の種類と量・食事のタイミングなどを総合的に考慮し、患者さまの生活スタイルに合わせた無理のない食習慣の改善をサポートします。

炭水化物と食事管理 — 糖尿病の食事療法イメージ

運動療法

有酸素運動を中心に、1回20〜60分・週3〜5回以上・合計150分以上を目安に行うことが望ましいとされています。活動しない日が連続して2日を超えないように、継続できるペースで習慣化していきましょう。

糖尿病合併症の状態によっては運動の適否が異なりますので、運動を始める前に主治医にご相談ください。

体重管理・健康的な生活習慣イメージ

薬物療法

食事・運動療法だけでは不十分な場合、薬物療法を開始します。メトホルミン・SGLT2阻害薬・DPP-4阻害薬など、腎機能・体重・低血糖リスクを考慮して選択します。インスリン療法が必要な場合も、導入から自己注射の指導まで丁寧にサポートします。

治療・お薬について詳しく見る
お薬手帳と処方薬 — 薬物療法イメージ

治療内容について、糖尿病専門医にお気軽にご相談ください。


HYPOGLYCEMIA

低血糖

低血糖とは、血液中のブドウ糖(血糖値)が少なくなりすぎた状態のことです。一般的には 血糖値が70 mg/dL 以下 が目安とされています。症状の出方には個人差があります。

症状の目安

60 mg/dL 以下

空腹感・いらいら・吐き気 など

50〜30 mg/dL

倦怠感・冷や汗・ふるえ・動悸・顔面蒼白や紅潮・異常行動・意識消失

20 mg/dL 以下

けいれん・昏睡

起こりやすい場面

  • 食事量がいつもより少ない、または食事時間が遅くなったとき
  • 食事を十分に摂れないのに、薬を通常どおり内服したとき
  • 食事直前の飲み薬やインスリンのタイミングを間違えたとき
  • 活動量が多すぎるとき、空腹時に激しく活動したとき

低血糖の対処法

すぐに手に入る糖分を摂取しましょう。

推奨

ブドウ糖10〜20g または砂糖 — 血糖値を早く上げられます。

代替

飴やチョコレート — 消化に時間がかかりますが血糖値を上げられます。

応急

甘いものがないときは、手元の食べ物をよく噛んで摂ってください。

時間が経過しても低血糖が繰り返す場合は、糖分とあわせてクッキー・乳製品・食事を摂り、医療機関を受診してください。

意識がなくなった場合は救急対応を

ご本人は食べたり飲んだりができません。周囲の方が 救急車(119番) を呼び、医療機関での対応を依頼してください。


SICK DAY

シックデイの対応

風邪や胃腸炎などで発熱・食欲不振・嘔吐・下痢があり普段通りに食事が摂れないとき、あるいはけがなどでストレスがかかるときは、血糖コントロールが乱れやすくなります。低血糖と著しい高血糖のいずれも避けるように注意しながら、医療機関を受診するまで過ごしましょう。

食事がまったく摂れない時の薬剤対応

飲み薬

服用は控えてください。

インスリン

1型糖尿病の方は中断しないでください。

2型糖尿病の方も持効型インスリンは中断せず、できる限り血糖値を測定し、食事量に応じて用量を調整してください。

GLP-1

注射は行わないでください。

※ 自己判断による中止・継続は危険です。事前に主治医と対応方針を確認しておきましょう。

  • 十分な水分と炭水化物の摂取を心がける
  • 血糖値をこまめに測定する
  • 症状がひどい場合は早めに受診する

DISASTER PREPAREDNESS

災害時の備え

災害時は医療機関や薬局が通常どおり利用できなくなることがあります。糖尿病の方は、治療の継続と血糖管理のために、日頃から情報と物品の備えをしておきましょう。

自分の情報をまとめましょう

  • かかりつけ医療機関名・連絡先
  • 薬局名・電話番号
  • 服用中の薬の名前
  • 疾患名・糖尿病の病型(1型/2型)
  • 血糖コントロールの状況(HbA1c など)
  • アレルギー・副作用のある薬や食べ物

非常用持ち出し袋に入れるもの

  • 飲み薬 1週間分
  • インスリン 各種類1本ずつ・自己注射用針
  • お薬手帳の写し
  • 糖尿病連携手帳の写し
  • 自己血糖記録ノートの写し
  • ブドウ糖(低血糖対策)
  • 非常食・飲料水

DIABETES CLASS

糖尿病教室

医師・看護師・管理栄養士がチームとなって、通院中の糖尿病患者さまを対象に教室を開催しています。疾患への理解を深め、日常生活での自己管理力を高めることを目指します。個別の療養指導・栄養指導にも対応しています。

※ 次回の日程は決まり次第お知らせに掲載します。

テーマ例

糖尿病の基礎知識 / 食事療法の実践テクニック / 自分に合った運動方法 / 合併症の理解と予防 / 低血糖・シックデイの対処 / 血糖自己測定・インスリン注射の方法


関連学会・参考情報

FAQ

よくあるご質問

HbA1cとは何ですか?正常値はどのくらいですか?

HbA1cは過去1〜2ヶ月の血糖値の平均を反映する指標です。正常値は4.6〜6.2%で、6.5%以上が糖尿病型と判定されます。当院では当日に測定・結果説明が可能です。日本糖尿病学会の診断基準では、HbA1c 6.5%以上が糖尿病型とされています。正常値は4.6〜6.2%です。(出典:日本糖尿病学会 糖尿病診療ガイドライン2024)

糖尿病は完治しますか?

2型糖尿病を完全に治す方法は現時点ではありませんが、適切な治療と生活習慣の改善で良好なコントロールを維持し、合併症を予防することが可能です。日本では約1,000万人が糖尿病と推定され、予備群を含めると約2,000万人に上ります。適切な治療により合併症の発症リスクを大幅に低減できることが臨床研究で示されています。(出典:厚生労働省 令和元年国民健康・栄養調査)

インスリン注射は一生続けなければなりませんか?

1型糖尿病では基本的に継続が必要ですが、2型では改善により内服薬への切り替えが可能な場合もあります。担当医にご相談ください。

どのくらいの頻度で通院が必要ですか?

一般的に1〜3ヶ月に1回の通院をおすすめしています。安定している場合は間隔を延ばすことも可能です。HbA1cは過去1〜2ヶ月の血糖値を反映するため、1〜3ヶ月ごとの定期検査で治療効果を正確に評価できます。

初診時に持参するものは?費用の目安は?

健康保険証・お薬手帳をご持参ください。初診料(3割負担)は血液検査込みで3,000〜5,000円程度が目安です。詳しくははじめての方へをご覧ください。初診料は保険適用(3割負担)の場合、概ね3,000〜5,000円程度です(検査内容により異なります)。

糖尿病と診断されるまでの流れを教えてください

当院では、初診時に問診と血糖値・HbA1c(過去1〜2か月の平均血糖値の指標)の測定を行います。必要に応じて後日に血糖の再測定または75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)を行います。糖尿病と診断になった場合、まず治療方針を決めるために必要な検査を追加します。合併症の確認検査は通院中徐々に組んでいきます。診断後は、生活習慣の改善・薬物療法・定期的なモニタリングを、患者さま一人ひとりの状態や生活スタイルに合わせて一緒に決めていきます。(出典:日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン2024」)

境界型(糖尿病予備群)と言われました。治療は必要ですか?

境界型は「糖尿病ではないが将来糖尿病に進行する可能性が高い状態」です。すぐに薬物治療が必要な段階ではありませんが、放置すると数年以内に糖尿病を発症する確率が上がるとされています。この段階で食事・運動・体重管理などの生活習慣を見直すことで、糖尿病への移行を遅らせる、あるいは防げる可能性があると考えられています。当院では境界型の方にも、定期的な検査と生活習慣改善のサポートを行っています。(出典:日本糖尿病学会「糖尿病予備群の管理に関する見解」)

食事療法はどんな指導をしてもらえますか?管理栄養士はいますか?

当院では管理栄養士による栄養指導を行っています。食事のポイントや具体的な改善方法をお伝えしています。患者さまの普段の食事内容をお伺いした上で、無理なく続けられる調整方法をご提案します。「何をやめるか」よりも「どう変えるか」を重視し、ご家族の食事や生活リズムに合わせた現実的なアドバイスを心がけています。

SGLT2阻害薬とGLP-1受容体作動薬、どちらが向いていますか?

どちらが適しているかは、患者さまの状況・体重・肝腎機能などにより異なります。SGLT2阻害薬は尿から糖を排出させるタイプで体重減少作用が期待され、心臓・腎臓の保護効果が示されています。GLP-1受容体作動薬はインスリン分泌を促進し、食欲抑制による体重減少が期待されます。当院では、診察時に患者さまの全身状態を確認した上で、最適な薬剤を一緒に選択していきます。(出典:日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン2024」第8章 薬物療法)

妊娠糖尿病と診断されました。出産後も糖尿病になりますか?

妊娠糖尿病と診断された方は、将来糖尿病を発症するリスクが一般の方より高いと報告されています。そのため、分娩後6〜12週の糖負荷試験(75gOGTT)の施行、血糖値・HbA1cの定期検査が推奨されています。当院では出産後の継続的な血糖管理にも対応しており、生活習慣の見直しと早期発見でリスクを抑えるサポートをいたします。(出典:日本糖尿病・妊娠学会「妊娠糖尿病の診断と治療に関する指針」)

中国で処方された糖尿病の薬を持っていますが、続けて使えますか?

中国で処方された薬の成分や用量を確認した上で、日本での処方継続が可能か判断いたします。日本で承認されていない薬の場合は、同じ作用を持つ国内承認薬への切り替えをご提案します。当院の院長は中国語での診察に対応していますので、薬名・服用方法・現在の状態などを母国語でお伝えいただけます。お持ちの薬や処方箋(中国語可)をご持参いただくとスムーズです。
中文:我们的院长可以用中文进行诊察。请携带您目前服用的药物或处方笺。


院長 張宇
院長からひとこと

糖尿病は「沈黙の病気」と呼ばれ、自覚症状が少ないまま進行することがあります。しかし、適切な治療と生活習慣の改善により、血糖コントロールは改善でき、合併症を予防・遅らせることができます。

「数値が気になるけど受診するのが怖い」という方も、まずはお気軽にご相談ください。一緒に考えながら、無理のない治療を続けていきましょう。

張 宇(ちょう う)
女性医師・糖尿病専門医・内科認定医